6/22(日)に投稿した活動報告「6/8(日)~6/22(日)の報告、原料ナタネのことなど」を読んでいただいた読者の方から、ナタネの入手先として「三ノ倉高原花畑」の菜の花についでご指摘をいただきました。三ノ倉高原花畑は喜多方市の観光名所になっているところで冬はスキー場です。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
三ノ倉スキー場
菜の花が満開の頃、知り合いにナタネを譲ってもらえないか尋ねてもらったところ、タネになる前に刈り取り、次のヒマワリの種を蒔くそうです。残念。
2025/6/23記
6/22(日)に投稿した活動報告「6/8(日)~6/22(日)の報告、原料ナタネのことなど」を読んでいただいた読者の方から、ナタネの入手先として「三ノ倉高原花畑」の菜の花についでご指摘をいただきました。三ノ倉高原花畑は喜多方市の観光名所になっているところで冬はスキー場です。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
三ノ倉スキー場
菜の花が満開の頃、知り合いにナタネを譲ってもらえないか尋ねてもらったところ、タネになる前に刈り取り、次のヒマワリの種を蒔くそうです。残念。
2025/6/23記
6/8(日)~6/22(日)の活動報告です。
入手に時間のかかったステンレス部材を、玉川エンジニアリングさんが油樋(あぶらとい)に加工し玉締め機に設置してくれました。搾った油が油樋を流れ、奥の貯油槽(タンク)に溜まります。油樋にはフタがつけられますが、現場の寸法に合わせて加工中とのことです。
工場づくりは、遅れてはいますが完成に近づいています。でも、菜種油を搾るには原料のナタネを確保しなければなりません。平出油屋さんの仕入れルートをアテにしていましたが、平出さんに確認してもらったところ、どの仕入れ先も取り扱いをやめてしまっていました。えーっ!?ピンチです。自力で何とか仕入れルートを見つけなければいけません。
6/16(月) 知り合いの製油会社へ協力依頼
平出さんからも連絡を入れてもらい、福島県二本松市にある知り合いの製油会社を訪問。本年度産のナタネを少しでも分けて欲しいとお願いしました。協力していただけるということでしたが、昨年はその会社が必要とするナタネの4割程度しか確保できなかったということなので、産地での収穫量次第とのことでした。8月中旬にどの程度分けてもらえるかが、わかるそうです。豊作を祈るしかありません。
6/17(火) 八木沢菜の花会のナタネ搬入
5月の菜の花フェスティバルの見学に行った八木沢菜の花会(会津美里町)から、一昨々年、昨年度産のナタネを搾る依頼(委託)を受け、原料のナタネを搾油工場のある紅葉庵に搬入してもらいました。大豆や米は1袋30Kgですがナタネは1袋25Kgで25袋、およそ625kgあります。およそ半分を使用して搾油しビン詰めして菜の花会に納品します。残りのナタネは譲ってくれるそうです。ありがたや!
6/18(水) 八木沢菜の花会のナタネ刈り取り
八木沢菜の花会のご好意で、本年度産のナタネも譲っていただけるということになりました。知り合いの農家グループに刈り取りを依頼し、僕も立ち会いました。畑は3枚。30度超えの暑い日でしたが、絶好の刈り取り日和でした。
刈り取ったナタネをコンバインから軽トラに移します。
その場で篩(フルイ)にかけて、ゴミをとります。いろいろと教えてもらいました。昨年秋に菜の花のタネをまいた時、収穫せずに花の観賞用の予定だったので肥料をやらなかった事もあり、収穫量は例年の半分(150Kg程度)とのことでした。
翌6/19(金)、豆腐作りを始める前、日の出とともに紅葉庵に急行し、八木沢菜の花会の指導の通り、収穫したナタネを天日乾燥するためにブルーシートに広げました。急ぎ豆腐屋に戻って、通常の豆腐作りへ。豆腐屋終業後、再びかけつけて片づけました。豆腐屋から紅葉庵までクルマで片道20分ほどかかります。ひとつひとつが勉強です。
梅雨に入っているにも関わらず終日好天で、乾燥終了。あとは唐箕(とうみ)にかけて、残ったゴミを飛ばして調製(収穫後、ゴミをとったり乾燥して製品にすること)完了です。それはまた後日。
おかげで、譲ってもらえる一昨々年、昨年度産約300Kgと本年度産約150Kgあわせて約450Kgが確保できました。すごい量と思う方もいるかもしれませんが、1日搾ると250Kg(10袋)消費し、3割弱が油になります。campfireでのクラウドファンディングのリターン(お返し)用の菜種油に若干足りません。別の農家が、ナタネを少し栽培してくれたので、まずはそちらに期待します。ウチの豆腐屋用や販売用に菜種油を搾るには、さらに何トンも必要です。月に4回搾ると1トン必要なので、できれば10トンは確保したいところです。さらにあちこち当たってみます。
6/22(日) 唐箕と納品用ビンの搬入
八木沢菜の花会が菜種油を詰めるビンと借りる電動唐箕を紅葉庵に搬入してくれました。まだ先ですが、テストを兼ねて油を搾り、そのビンに詰めて納品することになっています。
下の写真は借りる電動唐箕です。天日干ししたナタネのゴミを飛ばします。
下の写真は油を詰めて納品するビンとキャップです。
工場の完成を急がないと。
2025/6/22記
業者さんのスケジュールの関係や、こまごまとした作業が多くて大きな進展がなく、活動報告が久しぶりになりました。
5/22(木) コンクリ床の穴あけ作業
玉締め機からの油を貯める缶を設置するため、コンクリ床を斫(はつ)って穴をあける作業が大桃建設工業さんによって行われました。玉締め機からの原油は樋(製作中)を伝って流れてきますが、それをいったん缶(貯油槽)で受けます。玉締め機は架台にのせてかなり高くなっていますが、それでも貯油槽を低くしないとうまく受けることができないためです。右上隅の穴がそれです。
貯油槽を仮置きするとこんな感じです。この貯油槽の高さにあわせて樋(とい)を玉川エンジニアリングさんに製作してもらっています。
5/27(火) ナタネを受ける作業台車の組み立て開始
焙煎炉で炒ったナタネや蒸したナタネを受ける作業台車は小原の自作です。ホームセンターでカットしてもらったり、自分で切った材木を組み立て始めました。まだ材料が足りないので、完成までは時間がかかります。完成予想図がないので、どんなものになるかは完成してからのお楽しみ。
6/2(月) 焙煎炉に初めてテストの火入れ!
煙がレンガの間から漏れないで、ちゃんと煙突から出るかをテストするために、初めて焙煎炉に火を入れました。
ちゃんと煙突から煙が出て、漏れはありませんでした!曇り空だったので、白い煙は写真にはうまく映りませんでした。
6/3(火) ローラーコンベアの設置開始
ナタネをつめた桶を移動しやすくするために、平出さんのアドバイスでローラーコンベアを設置します。とはいうものの、玉締め機の下に足として頑丈な木材を入れたために、それが邪魔になってうまく置けません。
翌日6/4(水) 仕方がないので、木材をドリルやノミで斫って穴を開けることにしました。
まだ高さの調整が必要です。疲れたので後日。
同日6/4(水) 大桃建設工業さんにより、平出油屋さんの片付け工事が行われました。立ち会ってないので写真はありませんが、平出さんによるとすっかりきれいになったそうです。
2025/6/8記
すでに煙突工事は屋根の上から天井まで完了していましたが、焙煎炉の上部モルタル仕上げが終わったので、焙煎炉との接続工事が行われました。
煙突完了!
上部の銀色の部分から上は二重(ダブル)煙突で、下部の黒い部分は一重(シングル)煙突になっています。黒い部分は取り外して煙突掃除ができるようになっています。
天井裏に上がり、屋根を貫通する部分を案内してもらいました。
あとは薪を焚く試運転を待つだけです。
まず玉川エンジニアリングさんと大桃建設工業さんにより、玉締め機の下に正式の架台を設置してもらいました。3台の油圧台の高さがそろうように足を微調整。無事完了。
玉川エンジニアリングさんが、焙煎炉の上部の羽根を回転させる機構を取り付けました。まだ完成ではありません。手前のモーターと歯車の接続が必要です。
釜の中の羽根を回転させます。
同じく圧偏機を動かすためのモーター駆動部分を設置。オーバーホールした圧偏機はこれから設置です。
完成まであと少しです。
2025/5/19記
会津美里町の八木沢農村公園で開催されていた菜の花フェスティバルに行ってきました。「八木沢菜の花会」主催です。フェスティバルは5/6(火)が最終日ですが、菜の花はしばらくまだしばらく咲いています。
今、花が咲いている菜の花がナタネになったら、譲ってもらうことを交渉中です。
プロの左官屋さんに焙煎炉上部をモルタルで仕上げてもらいました。
さすがプロの技は違います。
次の作業は煙突の接続です。
2025/5/11記
4/27(日)、豆腐屋の仕事の合間を縫って、何とか14段目まで完了。あと一段。
4/28(月)は豆腐屋の定休日ですが、緑内障の定期診察のため、東京の東大病院へ。1日がかりの通院なので作業は何もできず。
4/29(火)、最後の15段目にとりかかる。鉄釜に合わせてグラインダーでレンガをカットしたり削る作業が結構大変です。豆腐屋がレンガ職人に。
ついに15段目が完了!足掛け3週間で、実働15日めでした。
自力でのレンガ積みは完了しましたが、このあとプロの左官屋さんに鉄筋を入れてモルタルで仕上げてもらいます。次に煙突の接続。最後にモーターで回転させる羽根を取り付ける作業があります。完成はまだ先です。薪の試し焚きが待ち遠しい。
油屋工事をしている紅葉庵の畑で菜の花が咲いてます。こぼれ種から勝手に咲いているものと思います。煙突のある蔵が油屋工房です。
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とうふ屋おはら
2025/5/4記
4/20(日)~4/26(土)の期間は、主に焙煎炉の組み立てでした。
レンガが11段目まで完了したところで、鉄釜を載せました。玉川エンジニアリングさんのご協力により、準備に半日以上かけての大仕事でした。
まず、釜の周囲にくるレンガを並べてみます。
慎重に鉄釜を移動します。
見事ピッタリと載りました!
この日は、玉締め機の油受けの裏面の汚れを落として塗装もしました。長年の汚れを落とすのが大変でした。
しかし、15段まであと2段残して豆腐屋の臨時休業も終終了。あとは仕事の合間に少しずつ仕上げていきます。
2025/4/27記
4/13(土)から4/19(土)の間に、焙煎炉の組み立ての続き、ボイラーの設置工事、焙煎炉用の煙突の屋根部分の工事、玉締め機のパッキン取り付け、など沢山の工事がありました。作業別に報告します。
ナタネを蒸すための蒸気ボイラーの設置工事が行われました。豆腐屋でいつもお世話になっている埼玉の業者さんが、状態のよい中古品を持ってきてくれました。
ボイラー用の煙突工事
ボイラーの設置完了 奥からボイラー本体、軟水器(水道水からミネラル分を除去)、灯油タンク。蔵の隣の下屋に設置してもらいました。
引き続き、蔵への蒸気管の引き込み工事
4/15(火)に全て完了。下はナタネを蒸す土台です。
焙煎炉に取り付ける煙突の屋根部分の工事が行われました。屋根を貫通させるのが大変です。
おしゃれな煙突トップ(最上部)がつきました。下は焙煎炉ができてから。
玉締め機にパッキン取り付け 4/17(木)~4/18(金)
玉川エンジニアリングさんにより、玉締め機に新しく新調した牛革製のパッキンを取り付けてもらいました。常温ではプラスチックのようにカチカチなので、温めた菜種油に入れて柔らかくします。
玉締め機のシリンダ(筒状の部分)にパッキン取り付け。
焙煎炉組み立て 4/13(土)~4/19(土)
4/13(土) 4段目 灰取りの入り口を取り付け
4/17(木) 9段目 薪をくべるところが完成
4/19(土) ぐるぐるしたへこみは、煙道です。11段目完成。この上に釜を載せて、まわりを埋めるようにレンガを積んでいきます。
2025/4/20記
玉締め機のサビを防ぎ、長持ちさせるために塗装してもらいました。
4/11(木)に、途中で設計変更したこともあり、思ったようにはかどりません。
3日めで、何とか2段目が終了しました。あと13段。外側には新しい耐火レンガ、内側には平出油屋さんで解体したレンガを使用しています。
2025/4/13記
4/7(月)から4/23(水)まで豆腐屋を臨時休業にして、僕も油屋工事に入ってます。
2年以上使われていなかったためナタネをつぶす圧偏機が固まってしまい、玉川エンジニアリングさんにオーバーホールをお願いしています。
これは元の姿。
以下は、分解した様子です。こびりついたナタネや油をきれいに掃除していただき、塗装もしてもらいました。分解清掃に大変な苦労があったということです。
ローラーの軸がすり減っていて、本当は修理が必要なのですが、専門業者に修理に出すと1本あたり20万円程度の費用がかかるということです。3本あるので60万円ぐらいになってしまいます。とりあえず、修理せずに組み立ててもらい、動かしてみてから判断することにしました。
玉締め機を長持ちさせるため塗装しようと思っていますが、その前に100年にわたってこびりついた油の膜やさび落としの下処理に一日かかりました。下は、煙突屋さん、玉川エンジニアリング、大桃建設工業さん3者による、焙煎炉の位置決め作業です。煙突を屋根から出すので、梁にあたらないように慎重に確認しました。
塗装屋さんによって、入口周辺の塗装が行われました。
やっと準備もでき、耐火レンガを組み立てを始めました。耐火モルタルという耐熱性の特殊で高価なモルタルを使います。初めての作業なので、慣れるまで時間がかかります。豆腐屋はレンガ屋に挑戦です。電気工事も進み、照明がついたので助かりました。
1日がかりで、やっとここまでできました。1段目が完了しませんでした。全部で15段あります。
2025/4/11記