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■6/8(日)~6/22(日)の報告、原料ナタネのことなど

6/8(日)~6/22(日)の活動報告です。

工場づくり 6/17(火)、玉締め機に油樋設置

入手に時間のかかったステンレス部材を、玉川エンジニアリングさんが油樋(あぶらとい)に加工し玉締め機に設置してくれました。搾った油が油樋を流れ、奥の貯油槽(タンク)に溜まります。油樋にはフタがつけられますが、現場の寸法に合わせて加工中とのことです。

ナタネ確保に向けて

工場づくりは、遅れてはいますが完成に近づいています。でも、菜種油を搾るには原料のナタネを確保しなければなりません。平出油屋さんの仕入れルートをアテにしていましたが、平出さんに確認してもらったところ、どの仕入れ先も取り扱いをやめてしまっていました。えーっ!?ピンチです。自力で何とか仕入れルートを見つけなければいけません。

6/16(月) 知り合いの製油会社へ協力依頼

平出さんからも連絡を入れてもらい、福島県二本松市にある知り合いの製油会社を訪問。本年度産のナタネを少しでも分けて欲しいとお願いしました。協力していただけるということでしたが、昨年はその会社が必要とするナタネの4割程度しか確保できなかったということなので、産地での収穫量次第とのことでした。8月中旬にどの程度分けてもらえるかが、わかるそうです。豊作を祈るしかありません。

6/17(火) 八木沢菜の花会のナタネ搬入

5月の菜の花フェスティバルの見学に行った八木沢菜の花会(会津美里町)から、一昨々年、昨年度産のナタネを搾る依頼(委託)を受け、原料のナタネを搾油工場のある紅葉庵に搬入してもらいました。大豆や米は1袋30Kgですがナタネは1袋25Kgで25袋、およそ625kgあります。およそ半分を使用して搾油しビン詰めして菜の花会に納品します。残りのナタネは譲ってくれるそうです。ありがたや!

6/18(水) 八木沢菜の花会のナタネ刈り取り

八木沢菜の花会のご好意で、本年度産のナタネも譲っていただけるということになりました。知り合いの農家グループに刈り取りを依頼し、僕も立ち会いました。畑は3枚。30度超えの暑い日でしたが、絶好の刈り取り日和でした。

刈り取ったナタネをコンバインから軽トラに移します。

その場で篩(フルイ)にかけて、ゴミをとります。いろいろと教えてもらいました。昨年秋に菜の花のタネをまいた時、収穫せずに花の観賞用の予定だったので肥料をやらなかった事もあり、収穫量は例年の半分(150Kg程度)とのことでした。

翌6/19(金)、豆腐作りを始める前、日の出とともに紅葉庵に急行し、八木沢菜の花会の指導の通り、収穫したナタネを天日乾燥するためにブルーシートに広げました。急ぎ豆腐屋に戻って、通常の豆腐作りへ。豆腐屋終業後、再びかけつけて片づけました。豆腐屋から紅葉庵までクルマで片道20分ほどかかります。ひとつひとつが勉強です。

梅雨に入っているにも関わらず終日好天で、乾燥終了。あとは唐箕(とうみ)にかけて、残ったゴミを飛ばして調製(収穫後、ゴミをとったり乾燥して製品にすること)完了です。それはまた後日。

おかげで、譲ってもらえる一昨々年、昨年度産約300Kgと本年度産約150Kgあわせて約450Kgが確保できました。すごい量と思う方もいるかもしれませんが、1日搾ると250Kg(10袋)消費し、3割弱が油になります。campfireでのクラウドファンディングのリターン(お返し)用の菜種油に若干足りません。別の農家が、ナタネを少し栽培してくれたので、まずはそちらに期待します。ウチの豆腐屋用や販売用に菜種油を搾るには、さらに何トンも必要です。月に4回搾ると1トン必要なので、できれば10トンは確保したいところです。さらにあちこち当たってみます。

6/22(日) 唐箕と納品用ビンの搬入

八木沢菜の花会が菜種油を詰めるビンと借りる電動唐箕を紅葉庵に搬入してくれました。まだ先ですが、テストを兼ねて油を搾り、そのビンに詰めて納品することになっています。

下の写真は借りる電動唐箕です。天日干ししたナタネのゴミを飛ばします。

下の写真は油を詰めて納品するビンとキャップです。

工場の完成を急がないと。

2025/6/22記