
2/17(月)から、福島民友新聞(福島県の地方紙)のマイストーリーというコーナーに、僕、小原直樹の誕生から平出油屋プロジェクトまで全12話の連載中です。今日が6話目。来週月曜から7話が始まります。写真は初日の1面に載った告知です。カッコよくない話も多くて恐縮ですが、ご覧ください。Googleドライブの共有フォルダに順次アップしています。以下のリンクからどうぞ。
2025/2/22記
2/17(月)から、福島民友新聞(福島県の地方紙)のマイストーリーというコーナーに、僕、小原直樹の誕生から平出油屋プロジェクトまで全12話の連載中です。今日が6話目。来週月曜から7話が始まります。写真は初日の1面に載った告知です。カッコよくない話も多くて恐縮ですが、ご覧ください。Googleドライブの共有フォルダに順次アップしています。以下のリンクからどうぞ。
2025/2/22記
会津の大雪もやっと収まってきた昨日2/10(月)、O社(大桃建設工業)さんに平出油屋の床の解体工事(第1次)をしてもらいました。今回は、設備の搬出の前に半分床に埋まっている玉締め機の下の様子を確認するためです。床下はコンクリではなく土でした。
設備の搬出後、第2次解体工事で床をきれいに取り除く予定です。
玉締め機の足も土に埋まっている状態が確認できました。次回は、土を取り除き、さらに下の状態を確認することになります。今後さらに長持ちしてもらうには、玉締め機をサビ落としして塗装した方がよさそうです。
プロジェクトの費用全体の見積もりはまだ出来ていませんが、確定した作業から順次発注している状況です。新たに購入する備品のうち、中古品を探したりして費用を抑える努力をしていますので全体見積もりが確定していません。しかし、頑張っても予算をかなりオーバーする見込みです。詳しくは改めてお知らせします。
2025/2/11記
2025/1/21(火)~1/22(水)、設備移設担当のT社さんが、焙煎釜の解体調査を行いました。焙煎釜は、上部の鉄製の釜と撹拌機構(まんべんなく炒るためのまぜる仕組み)、下部の耐火レンガでできた炉の部分からなります。薪で焙煎する関係で、中の構造(煙道)を正確に把握する必要があるため、上部の撹拌機構を取り外し、耐火レンガ上部のモルタルを手作業で除去。モルタル内部に鉄骨が入っているため、非常に頑丈で、大変な苦労をしていただきました。
モルタルをきれいに除去したあと、釜を吊り上げ。
二日がかりで、やっと見えた炉の内部構造。かなり複雑な形状です。
現在、耐火レンガにアスベストが含まれてないことの検査中で、含まれてなければ、耐火レンガをきれいに解体し、できる限り再利用する方向で移設を検討しています。
耐火レンガを再利用できるかどうか、などのことが確定しないと焙煎炉移設費用の見積もりが確定しませんがもう一息です。
2025/1/22記
12/23(月)、会津保健所に3回目の事前相談に行ってきました。2回目の事前相談でのアドバイスと、工務店のO建築会社さん、設備の移設担当のT社さんとの打ち合わせに基づき、配置が変更になったためです。
搾油施設は、蔵(上記図面左側)とそれに付随する下屋(右側)からなりますが、2回目のときの配置図では、下屋に焙煎器を配置していました。平出さんが、薪で焚く焙煎釜は夏は暑くなるので、別室の方においた方がよい、とアドバイスしてくれたためです。しかし、下屋の屋根は低いために煙突をどのように設置するかという問題が出て、蔵の内部(上記図面①焙煎器)に変更することになりました。
また、蒸気ボイラーは、薪で焚く方式や廃食油を利用したものなどを検討しましたが、非常に高価になることがわかり、結局、電気ボイラーを採用することになりました。この古民家では、すでに会津電力(株)の再生可能エネルギー由来の電気が来ており、引き続きそれを利用します。コンパクトなので、これも蔵内に置くことにしました。上記図面では、④蒸しのところになります。
結局、食品加工(搾油)関係はすべて蔵内に収め、下屋は、食品ではない油粕の粉砕などになりました。そのため蔵内のみ天井、耐水性の壁(石膏ボード)を張り、食品衛生法上の対応を取ることにしました。
このような変更を保健所で確認してもらい、問題ないということで、事前相談は終了しました。あとは施設完成後、営業開始前に営業許可申請を提出することになります。
移転作業の実務の方は、焙煎器の新規製造方法の検討、焙煎器からの煙突と取付方法の検討、油圧ユニットのメーカーに作動油(油圧機構の中の油)をナタネ油にする場合のテストの依頼、などを工務店のO建設会社さん、移設作業をお願いしているT社さんにお願いしています。これらの検討が終了して初めて移転計画と見積もりが確定することになります。
2024/12/27記
昨日12/9(月)、機材の移設をお願いしているT社(会津若松)に、玉締め機の油圧シリンダに使用されている馬の革製のパッキンを確認するための取り外し作業をしてもらいました。馬の革のパッキンを製造しているところは今はないため、牛の革で製作してくれる業者さんに確認してもらうためです。玉締め機の上部についている「玉」を外し(かなりの重さ。30Kg以上?))、上下するシリンダロッドを抜き取り、油圧に使われている菜種油をくみ出して、シリンダにはめ込まれているパッキンを外すという面倒な作業で、数時間かかりました。
並行して、ナタネを薪の火で炒る焙煎炉を調査するために、一部を解体する作業もしてもらいました。長年の加熱のためか、上部のコンクリートが非常に硬く、ごく一部の耐火レンガを外すことしかできませんでした。次回はさらに強力な機材を用意して再度解体作業をすることになりました。同じものを製作するためには、内部のつくりを確認する必要があります。
2024/12/10記
今週火曜日(2024/11/19)、移設担当のT社が玉締め機の下見をしてくれました。玉締め機のピストンロッド(上の写真の矢印)の下の部分に油漏れを防ぐための馬の革製パッキンがついていて(下図参照)、それを交換する必要があります。もともとの馬の革製パッキンを作っていた専門業者は廃業したため、T社の担当者が牛の革製のパッキンを作ってくれる業者を見つけてくれました。寸法などを測るために今ついているパッキンを確認する必要があり、ピストンロッドを抜くための下見でした。
ピストンロッドを抜くための手順と機材がわかったので、次回実際に作業することになります。このような確認がすべて完了後、移設費用の見積もりを作成してもらうことになります。
2024/11/22記
「喜多方市議会だより」(2024年11月号)で、とうふ屋おはらと平出油屋プロジェクトが紹介されました。
本文が見開きになっているため、見開きで見る閲覧用PDF と各ページごとの印刷用PDFを用意しました。
2024.11.17記
昨日10/28(月)、ボイラーの専門業者(メーカー)さんに平出油屋さんの蒸気ボイラーの下見をしてもらいました。
平出さんは、薪で蒸気を発生させるボイラー(上の写真の赤丸部分)でナタネを蒸していました。しかし、老朽化が激しく移設は困難ということで、移設先では新たなボイラーを設置する必要があります。蒸気は灯油ボイラーが一般的ですが(うちの豆腐屋でも灯油の蒸気ボイラーを使用)、できれば薪などの再生可能エネルギーを使いたいとの思いがあります。
そこで、専門家にそういうボイラーの検討をお願いしました。
①薪ボイラー
技術的には可能だそうですが、大きくなるとのこと。
②廃食油ボイラー
僕の提案で廃食油(使用済みの食用油)を燃料にするボイラーができないか、検討してもらうことになりました。これまでは、例がないとのこと。
技術的には可能でも、費用がかかり過ぎると断念することもあり得ますが、とりあえず見積もりをお願いすることにしました。
2024/10/29記
これまで、千葉のM機械工業さんに玉締め設備の移設をお願いしていました。8/21-22に泊りがけで平出油屋さんの下見にも来ていただき、千葉の工場に玉締め設備一式を持ち帰ってオーバーホールする計画まで立てて下さるほど熱心に取り組んでいただきました。ところが、10月に入って、M機械工業の社長が病気で入院。この先の見通しが立たないので、今回の案件を辞退する旨、10/9に連絡がありました。
大変なショックを受けましたが、急遽、油圧設備に詳しい会津若松のT社に依頼。今週10/16(水)に、平出油屋さんと移設先の蔵の下見をしてもらいました(写真)。さらに詳しい調査のあと、見積もりを作成してもらうことになっています。ひとまずホッとしました。
2024/10/19記