
前回の活動報告で、油圧ユニットのパワー不足が判明し、より強力なユニットに交換する必要があることを報告しました。特注品なので納品まで通常2か月ほどかかりますが、大急ぎでやっていただき、どうにか9月中に設置してもらうことができました。
9/30(火) 強力油圧ユニットの設置

玉川エンジニアリングさんによって、新しい油圧ユニットを設置してもらいました。圧力が強いので、油圧ユニットと玉締め機をつなぐ配管も、すべて高圧タイプに交換しなければなりませんでした。
10/7(火) メーカー技術者によるテスト
かなり高圧なので、本当にこれでいいのか、油圧ユニットのメーカーさんも心配され、東京から技術者が来てくれて、少しずつ圧力を上げてテストしました。テストは、焙煎済みのナタネを準備する余裕がなく、生のナタネを桶に詰めて行いました。
最終的に17MPaまで圧力を上げて、この油圧ユニットで搾れることがわかりました。これで完成かと思いきや、玉締め機本体の方で油圧ユニットの油が漏れているのを発見。ちなみに油圧ユニットの中に使用しているのはナタネ油です。メーカーさんは賛成ではありませんが。
1基めは写真の赤丸のところから油漏れ。修理が必要。手間はかかりますが、難しいことではないようです。

3基めの玉締め機は、パッキンが弱っているようで、シリンダの隙間から油漏れ。パッキンの交換が必要。玉川エンジニアリングさんに、1基めのパッキンを交換してもらってうまくいったので、これも大丈夫です。手間と力のいる大変な作業ですが、玉川エンジニアリングさん、よろしくお願いします。
その他にも、油圧ユニットに逆流防止弁を追加した方がいいということになりました。これらの作業が終わるまで、設備の完成はおあずけです。ナタネの焙煎から始める試し搾りもそれからになります。
急いては事を仕損じる、の戒めを守ってひとつひとつ仕上げていきます。
2025/10/8記